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フィギュアスケーターの浅田真央さんを応援するブログ
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【最高の演技、真央「うれし泣きと笑顔」】

 ソチ冬季五輪フィギュアスケート女子フリースケーティング(FS)が現地時間20日に行われ、浅田真央は冒頭のトリプルアクセルをきれいに決めると、五輪では女子選手初となる全6種類の3回転ジャンプを成功させた。FSの得点は自己ベストの142.71点をマークし、ショートプログラム55.51点との合計は198.22点。16位と出遅れた前日のSPから一気に6位入賞までジャンプアップした。

 優勝はSP2位から合計224.59点(SP74.64点、FS149.95点)で逆転したアデリナ・ソトニコワ(ロシア)。地元ロシアに初の女子フィギュア金メダルをもたらした。史上3人目の連覇を狙ったキム・ヨナは219.11点(74.92点、144.19点)で銀メダル、27歳ベテランのカロリーナ・コストナー(イタリア)が216.73点(SP74.12点、FS142.61点)で銅メダルだった。

 日本の鈴木明子は186.32点(SP60.97点、FS125.35点)で8位入賞。村上佳菜子は170.98点(55.60点、115.38点)で12位だった。

 以下は浅田のコメント。

【浅田真央「とにかく跳ぶという気持ちでした」】

――トリプルアクセルがきれいに決まった。どんな気持ちだった?

「よしっ!」と思いました。緊張もあったんですけど、このままいけると思っていました。

――ジャンプにも気持ちが入っていたが

 リンクに入ってからはできると思うんだけだったんですけど、それまではいろいろ考えていて、今までも1つ1つクリアにしてやってきたから、今回のプログラムも全部を見るんじゃなくて1つ1つクリアにしてやっていこうと思っていました。

――世界のスケーターが励ましの言葉を出していたが、知っていたか?

 知らなかったです。昨日はすごく悔しい思いをして、心配してくださった方もたくさんいると思うんですけど、今日こうして自分の中での最高の演技をできたので、恩返しができたと思います。

――フリーに臨むにあたって、どういった言葉が励みになったか?

 最終的にはやるしかないと。自分を信じて、自信を持って、練習してきたことを信じて、昨日のようになっても、とにかく跳ぶという気持ちでした。

――吹っ切れたのはいつ?

 6分間練習ですごく良い状態でできたので、これならいけると思いました。

――それまでは不安が少しあった?

 朝の練習は全く体が動かなくて大丈夫かなと。そういう思いになっていたのが、すごい自分でも大丈夫かなって心配でした。自分でよく考えたりして、吹っ切れたといえば吹っ切れたのかなと思います。

――朝の練習は少し来るのが遅くなったが、それはリンクに来たくないという思いがあった?

 それはなかったですね。昨日もちょっと寝不足で、起きるのが遅くなってしまい、それでアップも遅くなってしまったんです。それでアップが遅れてしまい、そこは焦らずに自分のペースで乗ろうと思いました。

――朝の練習が終わってからはどのように過ごしていたのか?

 今日の朝は自分の練習が全くできなくて、練習していないようなものだったので、それからトレーニングに行って、体をいつもの練習のように動かして、それからよく寝て、食べてここに来ました。

――どんなものを食べた?

 お赤飯です(笑)。

――昨日の悔しさは、これまでの悔しさと比べてどのくらいだったか?

 悔しさもあったんですけど、それよりは終わった後は言葉にならなくて、今まで何やってきたんだろうなと思いました。

――今振り返ってみると、昨日は何が原因だった?

 自分の気持ちがもう1つ上に伸び切らなかったかなという感じがします。

――最後のスパイラルに入るときはどんな気持ちで滑っていたか?

 最後の最後まで思いを込めて、1つ1つをクリアにしていこうと思ったので、スパイラルのときはまだだと思っていました。

――最後に流した涙はどういうものだったのか?

 昨日の悔しさも少しはあったんですけど、こうして自分が目指している演技ができて、今まで支えてくれた皆さんに、メダルという形として残すことはできなかったですけど、あと残されたのは自分の演技だけだと思ったので、自分の中で最高の演技ができたし良かったと思います。

――(佐藤)信夫先生は何と言っていた?

 先生の昔の生徒さんも、試合の1日前に熱を出して試合に出られるか出られないか分からない状態で、とりあえず出てみて、もし何かあったら先生が助けに行くからという感じで出た選手が、最高の演技をしたというのを聞いて、自分はそういうわけではないのに、できないのは絶対にないと思ったし、今まで練習してきたことを信じてやれば大丈夫だから、気合いをいれていこうと思いました。何かあれば先生が助けにいくからと言っていました(笑)。

――失敗に1つ1つ向き合いながらやっていたが、今日の体験はどういうことを教えてくれた?

 天と地の差でした。今までも良かったとき悪かったときはあったので、自分が目指していたのは昨日のような演技ではなく、今日のような演技でした。でもこれが自分なんだなというのは受け止めています。今は悔しい気持ちとやり切った気持ちはあると思うんですけど、バンクーバーのときもそういう気持ちで終わって、あとから良かったかなという気持ちが出てきたので、今回も終わってホッとして、それから4年間良かったなと思えると思いますし、その気持ちがどんどん強くなるんじゃないかなと思います。

――終わった後は涙と笑顔があったが、どんな涙とどんな笑顔だった?

 終わったときは「やった」という気持ちが強くて、今日はとりあえずたくさんの方から「笑顔がみたい」というメールが来たので、終わったときは良かったと思って、すごいうれしかったんですけど、おじぎのときは笑顔になろうと思いました。自分の中ではうれしかったです。うれし泣きと笑顔です。

――何かのために滑ろうという気持ちは昨日と今日で違ったのか?

 昨日は五輪の怖さをまた感じてしまって、そっちの方が勝ってしまって、4年間やってきたこと、支えてもらった感謝の滑りというのが薄かったなと思いました。なので今日は感謝の思いを込めて滑ることが自分の恩返しかなと思いました。

――ここから4年というのは想像できるか?

 できません。

――整理がついたら考えること?

 そうですね。今回はとにかく悔いなく、バンクーバーのときは悔いが残ったので、今回の最後の2回はバンクーバーが蘇ってきたんですけど、そういった意味ではバンクーバーのリベンジはできたと思うので、今はこの後のことは考えていないですね。

(スポーツナビ)2014/2/21 5:14
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