フィギュアスケーターの浅田真央さんを応援するブログ
【真央、好調維持 公式練習でジャンプ鮮やか】

【ロンドン(カナダ)芳賀竜也】13日に開幕するフィギュアスケートの世界選手権で、3季ぶりの女王復帰を狙う浅田真央(中京大)が12日、当地に到着し、本番リンクで初練習に臨んだ。11日から練習を続けている村上佳菜子(愛知・中京大中京高)と鈴木明子(邦和スポーツランド)らと合わせ、日本勢が全員そろった。
満を持して、日本女子のエースが現地入りした。浅田は12日に日本を出発し、米デトロイトを経由してこの日の午後にロンドン入り。日本勢最後の到着となったが、「昨季の世界選手権は早くに現地入りして一度調子を落としてしまったので、今回はギリギリまでいい状態をキープして来たかった。状態はいい」と笑顔を見せた。
夜8時から行われた本番リンクでの公式練習。浅田は、かつて演技要素に組み込んでいた高難度の3-3回転連続ジャンプを立て続けに成功させ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も着氷させた。この二つを組み込むフリーはジャンプの順番を入れ替えたといい、「成功率は高くなっている」と自信をみせた。
加えて、バンクーバー五輪金メダルの金妍児(キム・ヨナ)=韓国=が2季ぶりに復帰。浅田は「昔からたくさん注目されてきているし、いいライバルがいるということで成長できる部分もたくさんある」とライバルに敬意を払いつつも、「今回の試合は、自分の最高レベルを決められるようにするのが目標」と気負いはない。
11年世界選手権(モスクワ)以来となる2人の戦いは、ソチ五輪での「再戦」を占う重要な場にもなる。【芳賀竜也】
毎日新聞 3月13日(水)11時22分配信
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いよいよ世界選手権です。ドキドキ…。
【ロンドン(カナダ)芳賀竜也】13日に開幕するフィギュアスケートの世界選手権で、3季ぶりの女王復帰を狙う浅田真央(中京大)が12日、当地に到着し、本番リンクで初練習に臨んだ。11日から練習を続けている村上佳菜子(愛知・中京大中京高)と鈴木明子(邦和スポーツランド)らと合わせ、日本勢が全員そろった。
満を持して、日本女子のエースが現地入りした。浅田は12日に日本を出発し、米デトロイトを経由してこの日の午後にロンドン入り。日本勢最後の到着となったが、「昨季の世界選手権は早くに現地入りして一度調子を落としてしまったので、今回はギリギリまでいい状態をキープして来たかった。状態はいい」と笑顔を見せた。
夜8時から行われた本番リンクでの公式練習。浅田は、かつて演技要素に組み込んでいた高難度の3-3回転連続ジャンプを立て続けに成功させ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も着氷させた。この二つを組み込むフリーはジャンプの順番を入れ替えたといい、「成功率は高くなっている」と自信をみせた。
加えて、バンクーバー五輪金メダルの金妍児(キム・ヨナ)=韓国=が2季ぶりに復帰。浅田は「昔からたくさん注目されてきているし、いいライバルがいるということで成長できる部分もたくさんある」とライバルに敬意を払いつつも、「今回の試合は、自分の最高レベルを決められるようにするのが目標」と気負いはない。
11年世界選手権(モスクワ)以来となる2人の戦いは、ソチ五輪での「再戦」を占う重要な場にもなる。【芳賀竜也】
毎日新聞 3月13日(水)11時22分配信
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いよいよ世界選手権です。ドキドキ…。
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【長かった4分間=浅田、大技失敗で崩れる】

冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が抜けて1回転半になり、全てが崩れた。浅田のフリーはジャンプがまともに入らず、4分間は長かった。2年ぶりの制覇を目指した戦いは、失意の6位。「何をしていたのかなという感じ」。表情はうつろだった。
現地入りしてから調子を落とした。大技は公式練習でもほとんど決まらず、SPでも回転不足。「調子が上がらず、気持ちが動揺してしまったかもしれない」と確かな自信はなかったが、世界選手権のために調整してきたから、外せなかった。 こだわる気持ちは、佐藤信夫コーチも大切にしている。「日本での練習で調子が良かったので、取り上げるのはなかなか(難しい)。何とかしてやりたかった」と、浅田の意志を受け入れた。
公式練習からまずまずだったフリップ―ループの連続3回転は、入れなかった。この連続ジャンプも大きな得点源になり得るが、トリプルアクセルを優先。大技への思いが強過ぎて失敗が尾を引き、連鎖的に演技が崩れた。「力を全然出し切れていない」と振り返ったが、こだわっている大技だけでなく、幅を広げたジャンプや高い表現力を、もう少し信じられればよかったかもしれない。(ニース時事)。
時事通信 4月1日(日)10時15分配信
【浅田、6ジャンプ失敗「力出し切れず」】

フィギュアスケート世界選手権(フランス)最終日
◇浅田真央6位
2季ぶりの女王復帰を狙った浅田だったが、本調子とは程遠い内容だった。冒頭は予告通りトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑んだが、全くタイミングが合わず1回転半に。計六つのジャンプを失敗し、予定通りに決めたのは、3回転フリップ-2回転ループ一つだけだった。「力を全然出し切れず、何をしてたのかなという感じ」と浅田。
渡航前、日本では3回転半の調子がよく、「ほぼクリーンなところまでいっていた」(佐藤信夫コーチ)。だが、現地入りしてから急に調子が落ち、浅田は「跳ぶ感覚を全く失ってしまった」と言う。スケーティングに伸びがなく、スピードも明らかに遅かった。
「(3回転半を)取り上げたら、テンションが下がってしまう。何とかしてあげたいと思ったけど、難しかった」と佐藤コーチ。昨年12月に母匡子さんを亡くしたことから、「いろんな意味で、いろんな重圧があったことは間違いない」と浅田を思いやる。「何も考えられない」と話す浅田の心を解きほぐすには、しばらく時間がかかりそうだ。【芳賀竜也】
毎日新聞 4月1日(日)15時37分配信
【浅田は昨年と同じ6位に「なかなかうまくいかないな」】
タイミングが全く合わなかった。浅田がSPに続いて挑んだフリーのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)。1回転半しか跳べず、完全な失敗に「力を出し切れなかった」。昨年と同じ6位に沈み、元気なく答えた。
復調のきっかけを最後までつかめなかった。国内練習での好調さがうそのように、ニースに入ってから調子は急下降。公式練習でも一度も決められず、本番での成功は極めて難しい状況だった。
最後は佐藤信夫コーチも「力みがあって、力が入りすぎていた。ただ、ここまで一生懸命やっているものを取り上げたら、モチベーションも下がる」と本人の意思を尊重するしかなかった。
ほかに5つのジャンプでもミスを連発した。2大会ぶりの世界女王復帰を逃した今季を振り返って、「なかなかうまくいかないな」と心境を明かし、「来季どうしたいのか、しっかり見つけることが大切だと思う」。21歳の完全復活はソチ五輪前年の来季以降に持ち越された。(田中充)
産経新聞 4月1日(日)17時39分配信
冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が抜けて1回転半になり、全てが崩れた。浅田のフリーはジャンプがまともに入らず、4分間は長かった。2年ぶりの制覇を目指した戦いは、失意の6位。「何をしていたのかなという感じ」。表情はうつろだった。
現地入りしてから調子を落とした。大技は公式練習でもほとんど決まらず、SPでも回転不足。「調子が上がらず、気持ちが動揺してしまったかもしれない」と確かな自信はなかったが、世界選手権のために調整してきたから、外せなかった。 こだわる気持ちは、佐藤信夫コーチも大切にしている。「日本での練習で調子が良かったので、取り上げるのはなかなか(難しい)。何とかしてやりたかった」と、浅田の意志を受け入れた。
公式練習からまずまずだったフリップ―ループの連続3回転は、入れなかった。この連続ジャンプも大きな得点源になり得るが、トリプルアクセルを優先。大技への思いが強過ぎて失敗が尾を引き、連鎖的に演技が崩れた。「力を全然出し切れていない」と振り返ったが、こだわっている大技だけでなく、幅を広げたジャンプや高い表現力を、もう少し信じられればよかったかもしれない。(ニース時事)。
時事通信 4月1日(日)10時15分配信
【浅田、6ジャンプ失敗「力出し切れず」】
フィギュアスケート世界選手権(フランス)最終日
◇浅田真央6位
2季ぶりの女王復帰を狙った浅田だったが、本調子とは程遠い内容だった。冒頭は予告通りトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑んだが、全くタイミングが合わず1回転半に。計六つのジャンプを失敗し、予定通りに決めたのは、3回転フリップ-2回転ループ一つだけだった。「力を全然出し切れず、何をしてたのかなという感じ」と浅田。
渡航前、日本では3回転半の調子がよく、「ほぼクリーンなところまでいっていた」(佐藤信夫コーチ)。だが、現地入りしてから急に調子が落ち、浅田は「跳ぶ感覚を全く失ってしまった」と言う。スケーティングに伸びがなく、スピードも明らかに遅かった。
「(3回転半を)取り上げたら、テンションが下がってしまう。何とかしてあげたいと思ったけど、難しかった」と佐藤コーチ。昨年12月に母匡子さんを亡くしたことから、「いろんな意味で、いろんな重圧があったことは間違いない」と浅田を思いやる。「何も考えられない」と話す浅田の心を解きほぐすには、しばらく時間がかかりそうだ。【芳賀竜也】
毎日新聞 4月1日(日)15時37分配信
【浅田は昨年と同じ6位に「なかなかうまくいかないな」】
タイミングが全く合わなかった。浅田がSPに続いて挑んだフリーのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)。1回転半しか跳べず、完全な失敗に「力を出し切れなかった」。昨年と同じ6位に沈み、元気なく答えた。
復調のきっかけを最後までつかめなかった。国内練習での好調さがうそのように、ニースに入ってから調子は急下降。公式練習でも一度も決められず、本番での成功は極めて難しい状況だった。
最後は佐藤信夫コーチも「力みがあって、力が入りすぎていた。ただ、ここまで一生懸命やっているものを取り上げたら、モチベーションも下がる」と本人の意思を尊重するしかなかった。
ほかに5つのジャンプでもミスを連発した。2大会ぶりの世界女王復帰を逃した今季を振り返って、「なかなかうまくいかないな」と心境を明かし、「来季どうしたいのか、しっかり見つけることが大切だと思う」。21歳の完全復活はソチ五輪前年の来季以降に持ち越された。(田中充)
産経新聞 4月1日(日)17時39分配信
1位 C.コストナー 189.94点(フリー128.94、技術点63.22、演技構成点65.72)
2位 A.レオノワ 184.28点(フリー119.67、技術点60.57、演技構成点59.10)
3位 鈴木明子 180.68点(フリー121.30、技術点62.06、演技構成点59.24)
6位 浅田真央 164.52点(フリー105.03、技術点45.01、演技構成点60.02)
プロトコル
http://www.isuresults.com/results/wc2012/WC2012_Ladies_FS_Scores.pdf
フリー結果
http://www.isuresults.com/results/wc2012/SEG008.HTM
最終結果
http://www.isuresults.com/results/wc2012/CAT006RS.HTM
真央選手は巻き返しならず、6位に終わりました。
確かにジャンプのミスが続きましたが、
私にはそんなに悪い演技には見えませんでした。
真央選手には今シーズンとても辛いことがあり、
今はただゆっくり休んでほしいと思います。
2位 A.レオノワ 184.28点(フリー119.67、技術点60.57、演技構成点59.10)
3位 鈴木明子 180.68点(フリー121.30、技術点62.06、演技構成点59.24)
6位 浅田真央 164.52点(フリー105.03、技術点45.01、演技構成点60.02)
プロトコル
http://www.isuresults.com/results/wc2012/WC2012_Ladies_FS_Scores.pdf
フリー結果
http://www.isuresults.com/results/wc2012/SEG008.HTM
最終結果
http://www.isuresults.com/results/wc2012/CAT006RS.HTM
真央選手は巻き返しならず、6位に終わりました。
確かにジャンプのミスが続きましたが、
私にはそんなに悪い演技には見えませんでした。
真央選手には今シーズンとても辛いことがあり、
今はただゆっくり休んでほしいと思います。
【真央フリーも3回転半】

<フィギュアスケート:世界選手権>◇5日目◇30日◇フランス・ニース
2年ぶり3度目の優勝を狙う浅田真央(21=中京大)が、1度もトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功しないまま、今日31日のフリー当日を迎えることになった。午前、午後の練習で合わせて13回挑戦したがすべて失敗。ニース入り後、4位に終わった前日のショートプログラム(SP)、練習での計48回の挑戦はすべて不発に終わった。
跳べない、どうしても跳べない。フリー前日の午後練習。西日が差し込む練習リンクに浅田の曇った表情があった。35分間の練習で6回。フリー演技の曲「愛の夢」をかけながらの1本も含めて、いずれも両足着氷、回転不足が続く。転倒もあったこの日午前中の練習と合わせて計13回挑戦したが、すべて不発。不安を抱えたままフリーの日を迎えることになった。
出発前の日本では「1日1、2本は成功していた」という。自信を持ってフランス入りしたが、海を越えるとその好調さは消えた。前日のSPでは1年ぶりの成功を期して跳んだが、転倒。4位発進に終わり、「(調子が)下降気味になってしまった。(原因は)わからないです」とうつむいた。現地入りしてからこの日までの5日間で、48回すべて失敗している。
3年ぶりに大会で跳ぶ予定の、もう1つの大技2連続3回転に関しては絶好調だ。この日の2回の練習で5回すべて成功させて新たな得点源として期待は持てる。あとは3回転半だけ。
浅田はSP後に「悔いなく終わることが1番の目標です」と話した。その言葉からは3回転半に挑戦する決意がうかがえた。フリーでの挑戦を問われた佐藤信夫コーチは、「ここが目標ではない。モチベーションを下げないことが大事」と話し、佐藤久美子コーチも「あの子の支えなんでね」と述べるなど、容認する構えだ。
連覇を狙った昨年はジャンプが安定せず、自己最低の6位に沈んだ。昨年12月に母親の匡子さんを亡くす不幸も乗り越え、たどり着いた雪辱を期す大舞台。無謀ともいえる挑戦の先に、果たして光は差すのか。【阿部健吾】
[2012年3月31日9時27分 紙面から]
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練習で一度も成功しないのに、試合で跳ぶのは無謀かもしれません。
久美子コーチの「あの子の支えなんでね」という言葉に、はっとしました。
トリプルアクセルが真央選手の支えであるのなら、跳ばないという選択はないのでしょう。
<フィギュアスケート:世界選手権>◇5日目◇30日◇フランス・ニース
2年ぶり3度目の優勝を狙う浅田真央(21=中京大)が、1度もトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功しないまま、今日31日のフリー当日を迎えることになった。午前、午後の練習で合わせて13回挑戦したがすべて失敗。ニース入り後、4位に終わった前日のショートプログラム(SP)、練習での計48回の挑戦はすべて不発に終わった。
跳べない、どうしても跳べない。フリー前日の午後練習。西日が差し込む練習リンクに浅田の曇った表情があった。35分間の練習で6回。フリー演技の曲「愛の夢」をかけながらの1本も含めて、いずれも両足着氷、回転不足が続く。転倒もあったこの日午前中の練習と合わせて計13回挑戦したが、すべて不発。不安を抱えたままフリーの日を迎えることになった。
出発前の日本では「1日1、2本は成功していた」という。自信を持ってフランス入りしたが、海を越えるとその好調さは消えた。前日のSPでは1年ぶりの成功を期して跳んだが、転倒。4位発進に終わり、「(調子が)下降気味になってしまった。(原因は)わからないです」とうつむいた。現地入りしてからこの日までの5日間で、48回すべて失敗している。
3年ぶりに大会で跳ぶ予定の、もう1つの大技2連続3回転に関しては絶好調だ。この日の2回の練習で5回すべて成功させて新たな得点源として期待は持てる。あとは3回転半だけ。
浅田はSP後に「悔いなく終わることが1番の目標です」と話した。その言葉からは3回転半に挑戦する決意がうかがえた。フリーでの挑戦を問われた佐藤信夫コーチは、「ここが目標ではない。モチベーションを下げないことが大事」と話し、佐藤久美子コーチも「あの子の支えなんでね」と述べるなど、容認する構えだ。
連覇を狙った昨年はジャンプが安定せず、自己最低の6位に沈んだ。昨年12月に母親の匡子さんを亡くす不幸も乗り越え、たどり着いた雪辱を期す大舞台。無謀ともいえる挑戦の先に、果たして光は差すのか。【阿部健吾】
[2012年3月31日9時27分 紙面から]
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練習で一度も成功しないのに、試合で跳ぶのは無謀かもしれません。
久美子コーチの「あの子の支えなんでね」という言葉に、はっとしました。
トリプルアクセルが真央選手の支えであるのなら、跳ばないという選択はないのでしょう。
【浅田真央 仏入り後に調子急降下 3回転半34回挑戦も】

◇フィギュアスケート世界選手権第4日(2012年3月29日 フランス・ニース)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、2年ぶり3度目の優勝を目指す浅田真央(21=中京大)は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒。59・49点と今季2番目の低スコアで、4位スタートとなった。
今大会に向け、日本で積んだ練習では絶好調だった。関係者が「これなら3回転半と認定してもらえる」と話す状態だった。だが、26日のニース入り以降、浅田が「原因は分からない」と首をかしげるほど調子が急降下。34度のトライで完璧な着氷はなし。それでも、「(トリプルアクセルを)やらなかったら気持ち良くいけない」と果敢に挑戦し、そして転倒した。
スポニチアネックス 3月30日(金)8時1分配信
【真央、3回転半不発!転倒4位 フリーで逆転へ5・12点差】
◆フィギュアスケート 世界選手権第4日(29日、フランス・ニース) 女子ショートプログラム(SP)が行われ、2年ぶり3度目の優勝を目指す浅田真央(21)=中京大=はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足となって転倒し、59・49点で4位となった。アリョーナ・レオノワ(21)=ロシア=が64・61点で首位。前回8位の村上佳菜子(17)=中京大中京高=が62・67点で2位につけ、27歳の鈴木明子(邦和スポーツランド)は59・38点で5位となった。
長いトンネルを抜けられなかった。強い意志を貫き、冒頭で挑んだ3回転半。回転が足りずに着氷すると、バランスを崩してリンクに倒れ込んだ。その瞬間、場内の大きなため息が真央を包んだ。「最初のアクセルの失敗は取り返しがつかないので、満足のいく演技ではなかった。やってきたことが、すべて出せたわけではないので悔しい」と真央は唇をかんだ。
名古屋の練習では「調子が上がっていた」という3回転半は、現地入り後に「下降気味」になった。それでも「このためにやってきた」と意志は固く、演技直前の6分間練習を終えて挑戦を決意。2回転半を勧めてきた佐藤信夫コーチ(69)も「何も言わなかった」と黙認した。だが2回転半と判定された上、転倒で1点減点され、基礎点8・5点の大技で実質0・8点しか加点できなかった。
交響組曲「シェヘラザード」に乗せて「そのほかの演技は落ち着いてできた」というが、得意の3回転ループも審判の出来栄え評価はマイナス。スピンとステップは最高評価のレベル4を獲得しただけに、ジャンプのミスが響いた。2月の四大陸選手権(米コロラド)で出したSP今季自己ベストの64・29点に4・80点及ばず、得点が掲示されるとさえない表情を浮かべだ。
2連覇を狙った昨年は3回転半以外のジャンプも安定せず、自己最低の6位に沈んだ。今季は再びジャンプを1回転から練習し、佐藤コーチと滑りの基本から見直して土台を固めてきた。昨年12月に母・匡子さん(享年48歳)を亡くす不幸を乗り越え、たどり着いた大舞台。「悔いなく滑りたい」と真央。復活の表彰台に向かって力を振り絞る。
スポーツ報知 3月30日(金)8時3分配信
◇フィギュアスケート世界選手権第4日(2012年3月29日 フランス・ニース)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、2年ぶり3度目の優勝を目指す浅田真央(21=中京大)は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒。59・49点と今季2番目の低スコアで、4位スタートとなった。
今大会に向け、日本で積んだ練習では絶好調だった。関係者が「これなら3回転半と認定してもらえる」と話す状態だった。だが、26日のニース入り以降、浅田が「原因は分からない」と首をかしげるほど調子が急降下。34度のトライで完璧な着氷はなし。それでも、「(トリプルアクセルを)やらなかったら気持ち良くいけない」と果敢に挑戦し、そして転倒した。
スポニチアネックス 3月30日(金)8時1分配信
【真央、3回転半不発!転倒4位 フリーで逆転へ5・12点差】
◆フィギュアスケート 世界選手権第4日(29日、フランス・ニース) 女子ショートプログラム(SP)が行われ、2年ぶり3度目の優勝を目指す浅田真央(21)=中京大=はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足となって転倒し、59・49点で4位となった。アリョーナ・レオノワ(21)=ロシア=が64・61点で首位。前回8位の村上佳菜子(17)=中京大中京高=が62・67点で2位につけ、27歳の鈴木明子(邦和スポーツランド)は59・38点で5位となった。
長いトンネルを抜けられなかった。強い意志を貫き、冒頭で挑んだ3回転半。回転が足りずに着氷すると、バランスを崩してリンクに倒れ込んだ。その瞬間、場内の大きなため息が真央を包んだ。「最初のアクセルの失敗は取り返しがつかないので、満足のいく演技ではなかった。やってきたことが、すべて出せたわけではないので悔しい」と真央は唇をかんだ。
名古屋の練習では「調子が上がっていた」という3回転半は、現地入り後に「下降気味」になった。それでも「このためにやってきた」と意志は固く、演技直前の6分間練習を終えて挑戦を決意。2回転半を勧めてきた佐藤信夫コーチ(69)も「何も言わなかった」と黙認した。だが2回転半と判定された上、転倒で1点減点され、基礎点8・5点の大技で実質0・8点しか加点できなかった。
交響組曲「シェヘラザード」に乗せて「そのほかの演技は落ち着いてできた」というが、得意の3回転ループも審判の出来栄え評価はマイナス。スピンとステップは最高評価のレベル4を獲得しただけに、ジャンプのミスが響いた。2月の四大陸選手権(米コロラド)で出したSP今季自己ベストの64・29点に4・80点及ばず、得点が掲示されるとさえない表情を浮かべだ。
2連覇を狙った昨年は3回転半以外のジャンプも安定せず、自己最低の6位に沈んだ。今季は再びジャンプを1回転から練習し、佐藤コーチと滑りの基本から見直して土台を固めてきた。昨年12月に母・匡子さん(享年48歳)を亡くす不幸を乗り越え、たどり着いた大舞台。「悔いなく滑りたい」と真央。復活の表彰台に向かって力を振り絞る。
スポーツ報知 3月30日(金)8時3分配信