フィギュアスケーターの浅田真央さんを応援するブログ
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【真央「やり切ったと思える演技を」】
3月26日に開幕するフィギュアスケートの世界選手権を翌日に控えた25日、会場となるさいたまスーパーアリーナで公式練習が行われ、出場選手が最終調整に臨んだ。3度目の優勝を狙う浅田真央(中京大)は、トリプルアクセルを3度着氷するなど、好調ぶりをアピール。練習後の会見では、「ソチ五輪で叶わなかった、ショートとフリーで良い演技を2つそろえることが目標です」と今大会に懸ける思いを語った。
また、世界選手権を最後に現役引退を発表している鈴木明子(邦和スポーツランド)は「これまでの思いを込めて自分らしく滑って、競技生活を終えたい」とコメント。五輪で12位に終わった村上佳菜子(中京大)は「五輪の時に悔しい思いをしたので、挽回できればいい」と意気込んだ。女子のショートプログラムは27日、フリースケーティングは29日に行われる。
【浅田「この大会は自分にとって非常に重要」】
――今大会の目標は?
浅田 今回の世界選手権は今季ラストの試合ということで、五輪で叶わなかったショートとフリーで、良い演技を2つそろえることが目標です。
鈴木 私はこの大会が競技生活最後の試合と決めているので、今まで滑ってきた経験を通して、すべてをこの試合の演技に懸けたいです。これまでの思いを込めて自分らしく滑って、競技生活を終えたいなと思っています。
村上 五輪ではすごく緊張してしまい、良い演技ができなくて悔しい思いをしました。五輪が終わったあとは世界選手権で挽回するという気持ちが強かったので、今回の試合ではショートとフリーで良い演技をして、気持ち良く終えたいなと思っています。
――五輪直後の大会ということで気持ちを持ってくるのも難しいと思うが、五輪後はどう過ごし、今大会に合わせてきたのか?
浅田 五輪が終わってから1週間は、試合の疲れや時差などで、体力的にも大変でしたが、そこからは自分の気持ちが徐々に世界選手権に向いてきたので、普段と変わらない練習をしてきました。
鈴木 私は足のけががあったので、帰国したその足で病院に行って、世界選手権に出るためにどういう治療法にするかをお医者さんと話し合いました。1週間休んでから、そこから練習を再開したので、少し気持ちも休めることができましたし、足も回復してきて、そこからもう一度作り上げてきた感じです。1度張りつめていたものが切れてという感じで、4年前は五輪直後にそのまま出場して、気持ちが上がってこないこともあったんですが、今回は最後ということもあり、悔いなく準備をしようと思いました。決して練習量は多くなかったんですけど、良い練習はできたかなと思っています。
村上 五輪の試合が終わってから、エキシビションもなかったので、自分にとってはすごくいっぱい休めました。帰国した翌日には五輪で反省することがたくさんあったので、それを直すためにいっぱい練習していたら、「明後日、試合があるんだ」という感じになっていました(笑)。
――浅田選手と村上選手に聞きたい。今大会は五輪のこともあって、ショートに懸ける思いは強いと思うが、どう考えているか?
浅田 五輪では取り返しのつかないことをしてしまい、すごく悔しかったので、そういう意味でこの大会は自分にとって、非常に重要なものです。これまで経験してきたことを生かして、自分を追い込んでいきたいと思っています。
村上 ショートはフリーよりも緊張して硬くなってしまうので、今回は五輪の時のように硬くならないように、フリーの時くらいリラックスして、良い演技をしたいと思っています。
【村上「五輪は悔しかった、挽回したい」】
――五輪が終わって帰国してから、それぞれの先生とお話したと思うが、印象に残っているやり取りがあったら教えてほしい
鈴木 五輪の時は、団体戦から個人戦を通して、私自身が足の痛みもあって弱くなっていたこともあり、先生は強くプッシュしていたんですね。ただ日本に帰ってきてから、先生に「明子はあの状態の中でよく頑張っていたと思う」と言われました。すごく厳しいことばかり言われていたので、「先生には私の痛みが分からないのに」と思っていたんですけど、先生が「あの時は代わってやりたいくらいつらかった」と言ってくれて、先生はそんなふうに思っていたんだと。それでも試合に向かっていくために、強く言ってくれていたんだというのが、すごく心に残りました。
浅田 五輪の試合が終わってから、ソチでは2人で話すというよりは、みんなで一緒に「お疲れ様」という感じで過ごしていました。日本に帰ってからも、そこまで五輪がどうだったとかは話していなくて、ただ一度気持ちをリセットして、ゆっくり休んでからもう一度スタートしようという話をしたくらいです。
村上 ソチでは、終わったあとに「(山田)満知子先生と(樋口)美穂子先生と一緒に来られて幸せです」と伝えた時に、先生たちも「来られたことに意味があるんだよ。(演技は)良くなかったけど、よく頑張ったね」と言われたことが印象的でした。帰ってきてからは世界選手権に向けてという感じが強かったです。
――浅田選手に質問です。五輪のショートの前にはエッジの状態にも不安があったと聞いた。今大会は体調面以外の状態はどうか?
浅田 昨日、今日と滑ってみてすごく氷も良いですし、自分の状態も日に日にいつも中京大でやっているような感じになっているので、明日もまた練習がありますけど、ショートのときに「いける」と思えるような状態に持っていきたいと思います。
――今大会のテーマがあるとしたら、それはどういったものか?
浅田 現時点ではテーマはないんですが、五輪のフリーはすごく久しぶりにやり切ったと思える演技ができたので、世界選手権のショートとフリーでも同じ思いができたらいいなと思っています。
鈴木 私は今できることすべてを自分のスケートに込められればいいなと思っています。
村上 五輪の時に悔しい思いをしたので、挽回できればいいなと思います。
【鈴木「この一瞬一瞬が大切」】
――本番前は緊張すると思うが、自分なりの精神統一の方法はあるか?
浅田 ほとんどの試合で緊張するんですが、自分で落ち着こうと思って落ち着いています。落ち着きすぎてもだめなので、自分でいつもの状態にしようと思っています。あとは集中することです。
鈴木 22年間試合をしてきて、緊張しなかった試合はないです。以前は緊張イコール体が動かないことだと思っていたんですけど、緊張することで良いパフォーマンスができるんだとコーチから言われているので、「緊張してきた、いいぞ」とポジティブに考えるようにしています。
村上 私はポジティブに考えられないタイプなので、先生にハグしてもらって緊張を吸い取ってもらいます。できる限り落ち着こうとは思っているんですが、良くない演技のときはだいたい緊張しちゃっている時です。
――鈴木選手に聞きたい。今大会が競技生活で最後の試合だが、いつもと違う思いが頭をよぎることはあるのか?
鈴木 練習しているときも、今日が邦和(鈴木の所属先)でする最後の練習だなとか思って、記念撮影をしたりしていたんですけど、この一瞬一瞬が大切で、二度と戻ってこないんだなと感じたりもします。だからこそ今の自分をもっと感じていたいなと、日々を味わっている状態です。
――今日の練習では、何を意識して練習していたのか?
浅田 いつもの練習に比べると時間は少ないので、その中で自分の体の動きを確認したり、ジャンプの状態を確認したりしていました。本番のショートまでメインリンクでの練習はないので、そういうことも意識して練習していました。
鈴木 昨日初めてメインリンクで滑ってみて、自分の状態と氷とがなかなか合わなかったので、今日は体と氷の滑りを合わせるように意識して練習しました。
村上 こっちに来てからすごく良い状態なので、その状態を維持しようという気持ちと、もう一度ジャンプを確認しようという気持ちと、どういうふうにリンクを使おうかということを考えながら滑っていました。
<了>
スポーツナビ 2014年3月25日 15:20
3月26日に開幕するフィギュアスケートの世界選手権を翌日に控えた25日、会場となるさいたまスーパーアリーナで公式練習が行われ、出場選手が最終調整に臨んだ。3度目の優勝を狙う浅田真央(中京大)は、トリプルアクセルを3度着氷するなど、好調ぶりをアピール。練習後の会見では、「ソチ五輪で叶わなかった、ショートとフリーで良い演技を2つそろえることが目標です」と今大会に懸ける思いを語った。
また、世界選手権を最後に現役引退を発表している鈴木明子(邦和スポーツランド)は「これまでの思いを込めて自分らしく滑って、競技生活を終えたい」とコメント。五輪で12位に終わった村上佳菜子(中京大)は「五輪の時に悔しい思いをしたので、挽回できればいい」と意気込んだ。女子のショートプログラムは27日、フリースケーティングは29日に行われる。
【浅田「この大会は自分にとって非常に重要」】
――今大会の目標は?
浅田 今回の世界選手権は今季ラストの試合ということで、五輪で叶わなかったショートとフリーで、良い演技を2つそろえることが目標です。
鈴木 私はこの大会が競技生活最後の試合と決めているので、今まで滑ってきた経験を通して、すべてをこの試合の演技に懸けたいです。これまでの思いを込めて自分らしく滑って、競技生活を終えたいなと思っています。
村上 五輪ではすごく緊張してしまい、良い演技ができなくて悔しい思いをしました。五輪が終わったあとは世界選手権で挽回するという気持ちが強かったので、今回の試合ではショートとフリーで良い演技をして、気持ち良く終えたいなと思っています。
――五輪直後の大会ということで気持ちを持ってくるのも難しいと思うが、五輪後はどう過ごし、今大会に合わせてきたのか?
浅田 五輪が終わってから1週間は、試合の疲れや時差などで、体力的にも大変でしたが、そこからは自分の気持ちが徐々に世界選手権に向いてきたので、普段と変わらない練習をしてきました。
鈴木 私は足のけががあったので、帰国したその足で病院に行って、世界選手権に出るためにどういう治療法にするかをお医者さんと話し合いました。1週間休んでから、そこから練習を再開したので、少し気持ちも休めることができましたし、足も回復してきて、そこからもう一度作り上げてきた感じです。1度張りつめていたものが切れてという感じで、4年前は五輪直後にそのまま出場して、気持ちが上がってこないこともあったんですが、今回は最後ということもあり、悔いなく準備をしようと思いました。決して練習量は多くなかったんですけど、良い練習はできたかなと思っています。
村上 五輪の試合が終わってから、エキシビションもなかったので、自分にとってはすごくいっぱい休めました。帰国した翌日には五輪で反省することがたくさんあったので、それを直すためにいっぱい練習していたら、「明後日、試合があるんだ」という感じになっていました(笑)。
――浅田選手と村上選手に聞きたい。今大会は五輪のこともあって、ショートに懸ける思いは強いと思うが、どう考えているか?
浅田 五輪では取り返しのつかないことをしてしまい、すごく悔しかったので、そういう意味でこの大会は自分にとって、非常に重要なものです。これまで経験してきたことを生かして、自分を追い込んでいきたいと思っています。
村上 ショートはフリーよりも緊張して硬くなってしまうので、今回は五輪の時のように硬くならないように、フリーの時くらいリラックスして、良い演技をしたいと思っています。
【村上「五輪は悔しかった、挽回したい」】
――五輪が終わって帰国してから、それぞれの先生とお話したと思うが、印象に残っているやり取りがあったら教えてほしい
鈴木 五輪の時は、団体戦から個人戦を通して、私自身が足の痛みもあって弱くなっていたこともあり、先生は強くプッシュしていたんですね。ただ日本に帰ってきてから、先生に「明子はあの状態の中でよく頑張っていたと思う」と言われました。すごく厳しいことばかり言われていたので、「先生には私の痛みが分からないのに」と思っていたんですけど、先生が「あの時は代わってやりたいくらいつらかった」と言ってくれて、先生はそんなふうに思っていたんだと。それでも試合に向かっていくために、強く言ってくれていたんだというのが、すごく心に残りました。
浅田 五輪の試合が終わってから、ソチでは2人で話すというよりは、みんなで一緒に「お疲れ様」という感じで過ごしていました。日本に帰ってからも、そこまで五輪がどうだったとかは話していなくて、ただ一度気持ちをリセットして、ゆっくり休んでからもう一度スタートしようという話をしたくらいです。
村上 ソチでは、終わったあとに「(山田)満知子先生と(樋口)美穂子先生と一緒に来られて幸せです」と伝えた時に、先生たちも「来られたことに意味があるんだよ。(演技は)良くなかったけど、よく頑張ったね」と言われたことが印象的でした。帰ってきてからは世界選手権に向けてという感じが強かったです。
――浅田選手に質問です。五輪のショートの前にはエッジの状態にも不安があったと聞いた。今大会は体調面以外の状態はどうか?
浅田 昨日、今日と滑ってみてすごく氷も良いですし、自分の状態も日に日にいつも中京大でやっているような感じになっているので、明日もまた練習がありますけど、ショートのときに「いける」と思えるような状態に持っていきたいと思います。
――今大会のテーマがあるとしたら、それはどういったものか?
浅田 現時点ではテーマはないんですが、五輪のフリーはすごく久しぶりにやり切ったと思える演技ができたので、世界選手権のショートとフリーでも同じ思いができたらいいなと思っています。
鈴木 私は今できることすべてを自分のスケートに込められればいいなと思っています。
村上 五輪の時に悔しい思いをしたので、挽回できればいいなと思います。
【鈴木「この一瞬一瞬が大切」】
――本番前は緊張すると思うが、自分なりの精神統一の方法はあるか?
浅田 ほとんどの試合で緊張するんですが、自分で落ち着こうと思って落ち着いています。落ち着きすぎてもだめなので、自分でいつもの状態にしようと思っています。あとは集中することです。
鈴木 22年間試合をしてきて、緊張しなかった試合はないです。以前は緊張イコール体が動かないことだと思っていたんですけど、緊張することで良いパフォーマンスができるんだとコーチから言われているので、「緊張してきた、いいぞ」とポジティブに考えるようにしています。
村上 私はポジティブに考えられないタイプなので、先生にハグしてもらって緊張を吸い取ってもらいます。できる限り落ち着こうとは思っているんですが、良くない演技のときはだいたい緊張しちゃっている時です。
――鈴木選手に聞きたい。今大会が競技生活で最後の試合だが、いつもと違う思いが頭をよぎることはあるのか?
鈴木 練習しているときも、今日が邦和(鈴木の所属先)でする最後の練習だなとか思って、記念撮影をしたりしていたんですけど、この一瞬一瞬が大切で、二度と戻ってこないんだなと感じたりもします。だからこそ今の自分をもっと感じていたいなと、日々を味わっている状態です。
――今日の練習では、何を意識して練習していたのか?
浅田 いつもの練習に比べると時間は少ないので、その中で自分の体の動きを確認したり、ジャンプの状態を確認したりしていました。本番のショートまでメインリンクでの練習はないので、そういうことも意識して練習していました。
鈴木 昨日初めてメインリンクで滑ってみて、自分の状態と氷とがなかなか合わなかったので、今日は体と氷の滑りを合わせるように意識して練習しました。
村上 こっちに来てからすごく良い状態なので、その状態を維持しようという気持ちと、もう一度ジャンプを確認しようという気持ちと、どういうふうにリンクを使おうかということを考えながら滑っていました。
<了>
スポーツナビ 2014年3月25日 15:20
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